読書

【おすすめ】『バッタを倒すぜ アフリカで』を読んだ感想

こんにちはフミです。

今回は前野 ウルド 浩太郎 (まえの うるど こうたろう)博士の『バッタを倒すぜ アフリカで』という作品の紹介と感想です。

前作「バッタを倒しにアフリカへ」で論文発表前のため多く語れなかったバッタ研究の結果についてと、後日談、裏話が書かれています。

作者のユーモアは健在でとても楽しく読めました。

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前作「バッタを倒しにアフリカへ」の紹介は下記です。

内容

あらすじ

本の紹介文「自分の婚活よりバッタの婚活!?」の通り、モーリタニアで研究したサバクトビバッタの交尾などの研究結果について細かく記載した本作。前作に比べてバッタの研究成果の内容が多めだが、裏話であるモロッコ、アメリカ、フランスでの研究の話や、前作からの大人気人物ティジャニについて深堀されています。作者のユーモアそのままによりパワーアップして帰ってきた「バッタを倒しにアフリカへ」の続編です。

登場人物

前野 ウルド 浩太郎 (まえの うるど こうたろう)
著者であり、本作の主人公。本作は前野博士の主観で物語が進んでいく。昆虫学者になることを夢見るも職にあぶれ悩んでいるときに人生を変えるためアフリカのモーリタニアに研究者として旅に出る。ミドルネームの「ウルド」はモーリタニアのバッタ研究所のババ所長から授けられた。

ティジャニ
前野博士のモーリタニアの相棒。前野博士の身の回りの世話や通訳、ドライバーなど様々な業務を請け負う。給料を多めに貰おうとするなど狡賢いところがあるが憎めない人物。

『バッタを倒すぜ アフリカで』のここが面白い!

より深堀されたサバクトビバッタの話

前作「バッタを倒しにアフリカへ」では論文発表前であったため研究内容について深いった説明はされていなかったが、今作では挿絵も含めて細かい解説付きで記述されている。
前作で研究内容について気になっていた私としては大満足の内容です。

前野博士の苦悩

前作を読む限りは明るく前向きな前野博士であったが、今作では前野博士の苦悩も少し書かれている。それは名声と研究成果が釣り合っていないことへの誹謗中傷等であった。前作「バッタを倒しにアフリカへ」が25万部も売れたため、メディアにも取り上げられるほど前野博士は有名になったが、論文(研究の成果)発表前であったため、不本意な形で有名になってしまったことへの、周りの誹謗中傷であった。そんな状況をガソリンに論文を執筆し、有名論文紙に掲載されたことで報われたところは感動的です。

前野博士の変わらないユーモアと破天荒なティジャニ

本作は前作から変わらず前野博士のユーモアある行動と文章が楽しめます。そして大人気登場人物のティジャニについて深堀しています。ティジャニは前野博士のモーリタニアでの相棒ですが、実は結構破天荒な人物だという事が分かり面白いです。

感想

「バッタを倒しにアフリカへ」の続編的立ち位置の本作ですが、前作を読んで面白かった方は勿論のこと今作から読んでも楽しい作品となっています。

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前作の紹介はこちら