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【おすすめ】『トリリオンゲーム』を読んだ感想

こんにちは、フミです。
今回は原作:稲垣理一郎先生、作画:池上遼一先生の『トリリオンゲーム』という作品の紹介です。

トリリオンゲーム(1)【電子書籍】[ 稲垣理一郎 ]

内容

あらすじ

日本人で21世紀初の世界長者番付トップ10に名を連ねた、二人の青年ハルとガク。ガクは華やかな生活の中でなぜ自分たちが世界長者番付に載ることになったのかを回想していく。

登場人物

平 学(たいら まなぶ)(通称:ガク)
主人公の1人。各エピソードは世界長者番付に載った後の彼の回想という形で進行する。IT関連の知識に長けており、独学ながらハッキングの腕前も高い。ハルとはカツアゲから助けられて以来の縁。上がり症で小さいころからうまくいかないことが多かったが、ハルと始めた事業をきっかけに徐々に自信をつけていく。

天王寺 陽(てんのうじ はる)(通称:ハル)
主人公の1人。彼の『1兆(トリリオン)ドルを稼ぐ』という野望にガクも巻き込まれていく。個人の能力は非常に高く、体力、知力の他、天才的なコミュニケーション能力を持つ。目標の達成のために一見無鉄砲に行動するが用意周到な計画と根性があり様々な問題を解決していく。

黒龍 キリカ(こくりゅう キリカ) (通称: 桐姫(きりひめ))
一流IT企業のドラゴンバンクの社長令嬢。モデルと思わせるほどの容姿と能力がある。

高橋 凜々(たかはし りんりん)
ハルとガクが立ち上げた会社に内定した大学生。在学中のインターン生の立場であるにもかかわらず、ハルの策略で「代表取締役社長」の座に座らされる。
「堅物」と呼ばれるほどしっかりした性格が災いして就職活動で全滅状態だったが、細かいところまで調査できる緻密さは2人にはない点として逆に評価された。

『トリリオンゲーム』のここが面白い!

痛快サクセスストーリー

物語は既に成功者となったガクの回想という形で進んでいきます。IT会社の起業にゲーム開発、メディア業界への参入、通信キャリアへの参入など、トリリオン(一兆円)稼ぐために様々な業界に参入していきます。もちろん大小様々な困難がありますが、それをアイディアと行動力、根性、そして仲間たちとの友情で解決していく様が痛快です。

魅力的なキャラクター

真面目で引っ込み思案だけど天才的なIT技術者・ガクとチャラく大胆だけど緻密な策略家・ハルの二人の主人公が大変魅力的ですが、その周りのキャラクターたちも個性が立っていて魅力的です。そして各エピソードで現れる業界内でのラスボス的な人物たちもリアルにいそうな権力者で腹立たしくもありますが、彼らのおかげで物語がより一層面白くなっています。

どことなく感じるジャンプっぽさ

原作の稲垣理一郎先生は週刊少年ジャンプで「アイシールド21」を連載されていたこともあり、友情・努力・勝利が感じられどこかジャンプっぽくもあります。ただ、世の中の最近の傾向だと思いますが、努力のシーンは若干省略されている感じがします。いわゆる修行シーンみたいなものはダイジェストです。そのおかげでテンポよくサクサク読めます。

感想

原作の稲垣理一郎先生も作画の池上遼一先生も大好きな漫画家さんですが、その二人がタックを組んでるので間違いなく面白いです。

トリリオンゲーム(1)【電子書籍】[ 稲垣理一郎 ]