こんにちは、フミです。
今回は暗森透先生の『ケントゥリア』という作品の紹介です。
内容
あらすじ
自由を求めて奴隷船に潜り込んだ奴隷の少年・ユリアン。愛情を知らないユリアンは奴隷船で出会った100人の奴隷たちと妊婦の奴隷・ミラから多くの愛情を教えてもらう。しかし呪われた海域で起きた事件によりミラを含む100人の奴隷たちは亡くなってしまう。そしてユリアンは奴隷たちの命の代償として「海の祝福」を手に入れ、事件の際に生まれたミラの娘・ディアナとともに旅に出る。
登場人物
ユリアン
奴隷として辛い生活から抜け出すために奴隷船に潜り込んだ少年。愛情を知らずに育つも奴隷船の奴隷たちやミラから愛情を受け、一時的にだが家族のような生活を送る。奴隷たちとミラの命の代償として100人分の膂力、速さ、体力、反射神経、生命力などのあらゆる身体能力が強化される「海の祝福」を手に入れる。そしてミラの代わりにミラの娘・ディアナを育てることを決意する。
ミラ
妊婦の奴隷の女性。奴隷船でユリアンと出会い家族のような愛情を注ぐ。
ディアナ
ミラの娘。
ティティ
アンヴァルと一緒に暮らす少女。流れ着いたユリアンたちと一緒に暮らすことになる。
アンヴァル
女性の戦士。巨体で普段は全身を覆う鎧に身を包んでいる。流れ着いたユリアンたちと一緒に暮らすことになる。
『ケントゥリア』のここが面白い!
正統派ダークファンタジー
中世ヨーロッパ的な雰囲気なダークファンタジーです。主人公ユリアンが奴隷だったり、ユリアンに良くしてくれた人たちがみんな亡くなってしまったり、全体的に暗い雰囲気で始まる本作ですが、代わりにユリアンは「海の祝福」という巨大な力と初めての家族ともいえるディアナを手に入れます。(「手に入れる」って言い方は変ですが良い言葉が思いつかなかった。。。)
その後も自身の力と覚悟で普通の生活を手に入れるように努力していきますが、やはりひと悶着ありそうな雰囲気もあり、ワクワク・ドキドキの展開がありそうです。
この記事を執筆している時点ではまだ2巻しか出ていないので「海の祝福」の全容や「他の能力者」の存在、そしてディアナにも何かありそうな描写などはっきりしたことはわかりませんが、今後目が離せない作品です。
感想
ベルセルクが好きな人は好きなんじゃないかなと思える本作ですが、少年漫画らしく描いていてベルセルクのような凄惨な場面が少ない、誰でも楽しめる作品だと思います。