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【おすすめ】『今際の国のアリス』を読んだ感想

こんにちは、フミです。

今回は麻生羽呂の『今際の国のアリス』という作品の紹介です。

今際の国のアリス(1)【電子書籍】[ 麻生羽呂 ]

内容

あらすじ

落ちこぼれを自任している高校生のアリスは、深夜、親友のカルベとチョータと遊んでいるときに花火が打ちあがる。その瞬間、何十年も時間がたった東京のような場所で目覚める。最初は現実逃避し喜んでいたアリスだが生死を掛けたゲームに参加させられていく。

登場人物

有栖良平(ありす りょうへい) (アリス)
高校3年生の落ちこぼれの少年。裕福な家庭の生まれだが弟と比べられ家庭に居場所がない。自分を認めてくれるカルベとチョータに信頼を抱している。

苅部大吉 (かるべ だいきち)(カルベ)
アリスの親友。高校は中退しておりバーを経営している。体格が良く冷静で頭の切れる。将来オーストラリアで牧場を経営する夢を持っている。

勢川張太(せがわ ちょうた) (チョータ)
アリスの高校の同級生で、酒と女が好きな不良少年。腑抜けのお調子者に見えて義理堅い所がある。

宇佐木柚葉(うさぎ ゆずは)(ウサギ)
クライマーの女子高生。「おにごっこ」の会場でアリスと出逢う。価値観の違いが許されない周囲の世界に失望しており、孤独を好んでいる。

苣屋 駿太郎 (ちしや しゅんたろう)(チシヤ)
医大生の青年。「おにごっこ」の会場でアリスと出会う。優秀な頭脳を持つが、他人には一切の情を抱かない。

『今際の国のアリス』のここが面白い!

「今際の国」の謎を解くミステリー

アリスたちが迷い込んでしまった国、通称「今際の国」。なぜアリスたちは来てしまったのか?なぜデスゲームに参加させられるのか?をアリスたちはデスゲームをクリアしながら解明していきます。解明されたときには「だから今際なのか!」と腑に落ちる結末でした。

生死を掛けたデスゲーム

アリスたちはデスゲームに強制的に参加させられます。デスゲームはトランプで難易度や種類で表現されていて「スペード」なら体力、「ハート」なら心理、「ダイヤ」なら知力、「クラブ」なら総合的な能力を試されます。ゲームの種類も様々で特に「ハート」と「ダイヤ」のゲームは参加者の心理や思考の変化が見えて面白いです。

アリスの成長

正直に言うと甘ったれな性格のアリスですが、今際の国に似滞在する中で精神的に成長していきます。辛い状況の中、たくましく成長していくアリスの姿には感動します。

感想

よくあるデスゲームものの作品ですが、主人公アリスの成長や今際の国とは何なのか?を解き明かしていく物語は他の作品とは一線を画す作品となっています。

今際の国のアリス(1)【電子書籍】[ 麻生羽呂 ]