こんにちは、フミです。
今回はざくざくろ先生の『初恋、ざらり』という作品の紹介です。
内容
あらすじ
軽度知的障害がある女性・上戸 有紗(うえと ありさ)はコンパニオンとして働いており、客から体を求められると断れないことに悩んでいた。一念発起し障害を隠して配送センターに就職したが、やる気が空回りし商品を落とし破損してしまう。そんな時フォローしてくれた先輩・岡村 龍二(おかむら りゅうじ)に恋をし、恋愛に発展していく。
登場人物
上戸 有紗(うえと ありさ)
25歳。軽度の知的障がいと自閉症を持つ女性。シングルマザーの母親と二人暮らし。コンパニオンとして働いている。必要とされることに飢えており、客の男性から体の関係を求められると断れない。障害を隠し配送センターで働きはじめる。失敗ばかりする有紗をフォローしてくれる岡村に恋をする。
岡村 龍二(おかむら りゅうじ)
36歳。有紗の先輩社員。かわいいらしい見た目の有紗に好意を抱くが、年の差を考え踏み出せずにいた。有紗から好意をぶつけられ同棲をはじめる。
『初恋、ざらり』のここが面白い!
軽度知的障害の人の大変さ
有紗は軽度知的障害で常識的な部分もなく失敗ばかりしてしまいます。幼いころも失敗から同級生にからかわれたりしながら、劣等感を抱く日々でした。有紗が夢見るのは「普通の幸せ」で、普通に大学に行って、普通にバイトや就職をして、普通に結婚をする。現代の多くの女性の生活をしたいだけですが、知能が劣るせいでそれもできません。正直、この部分だけ見るとかなり悲しい気持ちになりましたが、龍二との出会いで彼女の幸せが報われていくところは見所です。
有紗と龍二の恋の行方
有紗は恋愛というものをしたことがありません。龍二との出会いで初めて恋をして、思いを打ち明けることで急接近していきます。デートをしたり、同棲したり、親に紹介したり。。。ただ、有紗は障害のことを龍二に打ち明けていませんでした。打ち明けるべきか、隠すべきか悩みますが、ふとしたきっかけで打ち明けてしまいます。それがきっかけでひと悶着ありますが、最後はハッピーエンドなので安心しました。
感想
以前、ブログで紹介しました「ケーキの切れない非行少年たち」という本で軽度知的障害の人々のことを知り、その繋がりで『初恋、ざらり』を知りました。
正直、他人の恋愛に興味はないので恋愛漫画は読まないのですが、この漫画は導入部分から他の恋愛漫画とは少し違うなと思い読んでみましたが面白かったです。
「ケーキの切れない非行少年たち」はこちら。