マンガ

【おすすめ】『血と灰の女王』を読んだ感想

こんにちは、フミです。

今回はバコハジメ先生の『血と灰の女王』という作品の紹介です。

正直「なぜアニメ化しないのか?」というくらい個人的には好きな漫画です。

血と灰の女王(1)【電子書籍】[ バコハジメ ]

内容

あらすじ

富士山が噴火した現代日本。高校に通う少年・佐神善は親友の狩野京介を殺害した犯人を見つけるも、それは驚異的な力を持つヴァンパイアだった。
善とヴァンパイア、そしてドミノとの出会いから、ヴァンパイアの王となったものが全世界を支配するルールのなか、血で血を洗う戦いが幕を開ける。

登場人物

ドミノ・サザーランド
本作の主人公。西洋系の美少女であるが数世紀生きたヴァンパイアの真祖の一人。サディスティックな性格であるが、根は優しく面倒見のいいところがある。自身を女王とした『絶対女王制』の実現のために善、京児などのヴァンパイアを引き連れヴァンパイアの王となるべく戦う。

佐神 善(さがみ ぜん)
本作のもう1人の主人公。高校2年生。ドミノの下僕2号。観察眼が鋭く心優しいが、人命を粗末にするような輩を許さず、人命を守るためには相手が誰であろうと果敢に立ち向かう。親友の京介を殺害したヴァンパイアに致命傷を与えられたことでヴァンパイアとして覚醒する。ドミノに誘われドミノの仲間になる。ヴァンパイア同士の戦いに迷いながらも人命を守るために戦う。

狩野 京児(かりの きょうじ
大学生。ドミノの下僕1号。善より先にドミノにスカウトされていたヴァンパイア。血と暴力を何よりも好む狂人だが、一方で社会の規範を守り他者と共生しようとする理性を持ち合わせている。

ドミネコ
ドミノのペット。下僕0号。ドジで賢くないが、主人に対して彼なりに健気さと忠義を見せる事もある“忠猫”。

『血と灰の女王』のここが面白い!

重厚なストーリー

何といってもストーリーが面白いです。王を決めるための戦いを軸にドミノ以外の陣営との戦いを描いていますが、それぞれの陣営にはそれぞれの思想があり、それぞれが自分なりの信念をもって戦っています。正直、誰が勝つのか分からなくなるくらい駆け引きや謀略が張り巡らされているので、ハラハラ・ドキドキの展開がたくさんあって楽しめます。

異能力変身バトル

異形の姿に変身したヴァンパイアたちはそれぞれの能力や身体能力で戦います。善なら「捕食した相手の姿や能力の模倣」と「高度な再生能力」、京児なら「電撃」と「鎧」といった感じです。主人公チームだけでなく敵も強い能力を持つだけでなく使いこなしているので、戦闘描写が非常に面白いです。
グロテスクな描写が多いので好みが分かれるかもしれませんが、個人的には大好きなバトル描写が多いです。

魅力的なキャラクター

ドミノ陣営のドミノや善、京介、その他の仲間たちは非常に魅力的なキャラクターです。全員が自分なりの信念をもって戦っているので応援したくなります。
そして敵陣営のキャラクターたちも個性的でかっこいいキャラクターがたくさん出ています。王を決める戦いというだけに各陣営のリーダーが掲げる思想や信念、言動は胸に響くものが多いです。

感想

冒頭、書いた様に正直「なぜアニメ化しないのか?」というくらい個人的には好きな漫画です。異能力バトル物が好きな方でグロテスク描写に耐性があるなら誰が読んでも楽しめると思うので、ぜひ読んでみてください!

血と灰の女王(1)【電子書籍】[ バコハジメ ]