こんにちは。フミです。
この記事は「J⇔M ジェイエム」という、大武政夫先生の作品の紹介と感想です。
内容
あらすじ
『J⇔M ジェイエム』は、大武政夫先生の作品です。大武先生といえば「ヒナまつり」で有名ですね。
闇社会で“アンタッチャブル”と恐れられるハードボイルドに憧れる殺し屋・J(ジェイ)とどこにも居場所のない孤独な女子小学生・恵(めぐみ)がひょんなことから精神が入れ替わってしまう。
Jは小学生と殺し屋の二足の草鞋、そして恵は殺し屋を手伝いながら引きこもる生活が始まる。
登場人物
純一(じゅんいち)
Jと呼ばれる凄腕の殺し屋。ハードボイルドに強い憧れを持つが本人の学のなさや性格もあってイマイチハードボイルドになり切れない。
ひょんなことから恵と入れ替わってしまい、小学校の生活と殺し屋として仕事に奮闘する。
赤星 恵(あかほし めぐみ)
小学三年生の美少女。日本人の母と外国人の父を持つハーフで、学校ではいじめられ、家では母親から厳しく叱られ続けており、耐えられなくなって家出したところでJと入れ替わってしまう。
厳しく躾けられ自由がなかったこともあり、今の生活に自由を感じ満喫している。
『J⇔M ジェイエム』のここが面白い!
おじさんと少女の掛け合い
Jは殺し屋という職業ですが一般常識はあり、小学生としての生活と殺し屋としての生活の両立のため奮闘しますが、家庭の圧力から解放された恵は自由を楽しむことを優先し続けます。
この「ちょっと変だけど常識人のおじさんと変な少女」という構図は大武先生の代表作『ヒナまつり』と同じでとても面白いです。
中身がおじさんの美少女の学校生活
Jは恵と入れ替わってしまったため女子小学生としての生活を始めますが、まともに学校に通ったことがないため勉強や生活に悪戦苦闘。さらに美少女になってしまったので男子生徒にちょっかいをかけられたりと大忙しです。
そんなJの悪戦苦闘する姿が本作の見どころの一つです。
かっこいいアクション
Jは凄腕の殺し屋としての立場もあるため殺しの依頼も受けます。
コメディテイストな作品なので省略してもいいはずのアクションシーンを決して省略していません。また本格的ですごくかっこいい。
このアクションパートとコメディパートの「緊張と緩和」が本作の魅力の一つです。
感想
『J⇔M ジェイエム』は『ヒナまつり』が好きな方ならきっと好きになる作品です。
おじさんと少女の掛け合いをぜひお楽しみください!