こんにちは。フミです。
この記事は「東京発 異世界行き」という、大武政夫先生の作品の紹介と感想です。
内容
あらすじ
『東京発 異世界行き』は、大武政夫先生の短編集です。大武先生といえば「ヒナまつり」で有名ですね。
超能力を持つ刑事が殺人事件の犯人を追う『最後の晩餐』、闇バイトで久しぶりに再会した二人の男性の『銀行強盗は同窓会の始まり』、異世界転生し異世界転生先で転生し転生後の姿のまま現世に転生してしまった『三田村桜子(仮)の一生』、感音性難聴という耳の病気の男性がある女性と出会う『青信号までの時間』など、全9話が収録されています。
『東京発 異世界行き』のここが面白い!
最後の晩餐
殺人事件の犯人を追う刑事の話。特殊な条件下でのみサイコメトリーができる男性・吉田とその先輩の女性・姉川が殺人事件の犯人を追うがどんどん脱線していくコメディです。
銀行強盗は同窓会の始まり
闇バイトで久しぶりにあった高校の同級生が銀行強盗をすると他の同級生たちにどんどん出くわすというコメディです。
三田村桜子(仮)の一生
日本で生まれ育った高校生がひょんなことから異世界転生し、魔法使いになるお話かと思いきや、天寿を全うしその知識を持ったまま異世界で転生し、ひょんなことから日本に転生しなおす話。
コメディです。
青信号までの時間
良い意味で大武先生との作品とは思えないような作品です。
感音性難聴で女性の声が聞き取りづらい男性・浅賀が幼少期の発熱のせいで低い声しか出ない女性・麻倉と出会う話。
他の作品とは異なり全くギャグはありません。お世辞にもハッピーエンドではなく、考えさせる内容となっています。でもどこか感動する内容で私にはかなり刺さりました。
感想
『東京発 異世界行き』は全9話の短編なので気軽に隙間時間に読めます。
最後の「青信号までの時間」以外はコメディ作品なので気軽に読みたい人にはお勧めです。
ちょっとした隙間時間に読めるのでぜひお読みください。